腸」の働きと ’リラックス’ の関係
みなさんにもなじみの深い内臓の一つ「腸」。腸の働きがいまいち、、なんだかすっきりしない、ということ、ありますね。
実は自律神経とも深い関係がある腸。ストレスが続いたりすると、それが腸の働きに影響がでてくることも。。
その仕組みを知るところから、腸のいたわり方まで、ご紹介します。
口は「糖分」胃は「タンパク質」を分解、腸は? ~担当制で効率よく身体に吸収~
口から食べたものは、口の中で噛み砕かれ混ぜられていきますね。この時に口から分泌される唾液も一緒に混ぜられることになります。
この唾液は食べたものの中で「糖分」のみを分解する事ができます。
口の中も、胃の中も、これら酵素によって分解されるものが違うのです。全部が同時に処理されるのではなく、より吸収されやすいものから少しずつ分解されていきます。
胃からは腸に向かって移動していきますが、そこでは腸液が分泌され「脂肪」を分解していきます。
そしてこの腸は分解するだけではなく、いままで分解されたものを<吸収>する器官です。
そしてこの長い腸で吸収されなかったものがものが大腸を通る際に最後の水分を吸収することで固形物の排泄物となるのです。
大腸などの働きが悪くなれば、水分吸収が不十分となり下痢になるような症状として見られるわけです。
排泄の状態や、体重の増減はこの消化管の働きを明確に表しているのです。
「腸」は分解+吸収~腸の長さは3m!~
腸の動きを助けるのはリラックスが重要-副交感神経と腸の関係
肩コリがあれば’腸コリ’もある?
結論!健康な腸を保つには
「腸」は分解+吸収~腸の長さは3m!~
口腔や胃は分解をメインにするところですが「腸」はその分解されたものを吸収していくことを中心に行います。特に脂肪や分解されたタンパク質、糖を腸壁から血管に流していきます。そこから肝臓に経由するのです。
この大事な吸収を担う腸ですが、長さを6〜7mと言われています。これが下腹部にまとまって入っているのですが、この長さが入りきるイメージができるでしょうか?かなり難しいですね。
小腸も同じく筋肉出てきており、死体ではすでに筋活動ですの緊張はなくなり弛緩してしまっているのです。生体では動くための準備をしているために腸壁が収縮し役割が3mほどの長さになっているのです。これであればたしかに下腹部にしまうことができそうです。
腸の動きを助けるのはリラックスが重要-副交感神経と腸の関係
腸は食物が摂取されることで働きます。
特に消化に時間がかかるものは腸に大き負担がかかるのです。さらに腸が活動するには、「副交感神経」が働く必要があるのです。
交感神経が興奮していると消化管に血液が上手く回らず、活動も弱まります。よって食事後にすぐ動くようなことはせずに、少しの間安静にすることが重要です。
また就寝する際には副交感神経が優位ですので、腸の活動も活発になります。
また、仕事のストレスが継続してある場合、交感神経が高く、副交感神経が低い状態、いわゆる自律神経のバランスが悪い状態に陥る場合があります。ストレスが多い場合は筋肉も固まり、肩こりなども起こりやすくなります。
腸も同じで、このような状態だと、腸の活動に必要な副交感神経が足りない状態なので、十分に腸が働くことができなくなりお腹の調子もよくない、消化がよくない状態になってしまうのです。
自律神経のバランスを保つ方法としては、ヨガはおすすめです。
ストレスが多く、交感神経が高くなりがちの現代人には無理なくできるヨガを定期的に行うことによって、副交感神経とのバランスをしっかり整えることができるのです。
イルチブレインヨガでは、腸をほぐす体操もあります。
是非、体験してみてはいかがでしょうか?
みなさまの健康を応援いたします。

この記事が気に入ったらいいね!&フォローしよう